見直される東洋医学
近藤です。
題名の件、最近、NHK、週刊誌で、取り上げられています。
アルプス山脈のイタリア領で、33年前に発見された通称アイスマンというミイラ、5千年前の青銅器時代に生きていた、47才の中年男性の体に、刺青が彫ってありました。刺青の彫ってある場所が、腰痛に効く現代のツボの場所4箇所と一致したそうで、当時から、ツボ治療が行われていた事がわかったそうです。
またネアンデルタール人の歯から、今の漢方薬と同じ生薬の
カケラが発見されたそうです。
南アフリカの貧しい人達の医療に、お灸が採用されて、大きい効果を上げています。結核とエイズを発症している患者に対して、足三里のツボにお灸をする事で、不眠、倦怠感が、大幅に改善されたそうです。
足三里のツボに対するお灸、鍼の効果について、科学的な研究も進み、解明されてきています。足三里への刺激が、神経を通して脳まで行き、そこから、迷走神経を伝わって、副腎に行き、ドーパミンが、生成され、体内の免疫細胞の暴走を抑え、結果的に体内の炎症を抑え仕組みが、解明されたようです。
東洋医学のいい所は、西洋医学の局所への対処療法ではなく、体全体を観て、人間の本来持っている免疫力、回復力を生かす経験的療法だという所です。今後更に科学的な解明が進む事を願っています。
以上