隕石衝突

NTRの近藤です。先日NHKのフロンティアという番組で、旧約聖書の「ソドムとゴモラ」の話で、ソドムに住む人間が堕落した生活を送っていたことに、天上の神様が怒って、

その都市を焼き尽くして滅ぼした、という記述があります。現在のヨルダンのトール・エル・ハマムという古代都市だとされており、2007年から発掘調査が行われていて、2021年に発掘調査報告書が発表されました。結論から言うと、今から3600年前の青銅器時代に、直径50mの隕石がトール・エル・ハマムの上空で爆発し、一瞬にして高温の炎と衝撃波で都市が破壊され(広島の原爆の330倍の破壊力)、約8千人が犠牲になったとの事。

その内容を視聴していて、パキスタンの遺跡モヘンジョ・ダロの事を思い浮かべました。

2万人が住んでいたと思われる都市が、紀元前2000年頃に突然滅んでしまったとの事。

モヘンジョ・ダロの近くに「ガラスになった町」と呼ばれる廃墟があり、砂が高温で溶けて凝固したガラス質の黒い石が多くある。原爆実験場によく見られる石だそうで、古代に核戦争があった、という説を唱える方もいますが、常識的には、上記の隕石衝突、隕石爆発によるものと考えるのが、合理的かと思います。

今後も、遺跡等で新たな発見、発表があるのではと、楽しみにしています。

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